いま鈴木正三にまなぶこと
週末に足助町公民館で、作家の童門冬二さんの講演会がありました。
テーマは「いま鈴木正三にまなぶこと」でした。
鈴木正三は、地元地区出身の江戸時代の思想家です。
聴講中にメモした内容は以下のようなものです。
・天草で島の人に声をかけると「これも鈴木さまのおかげです。」
という言葉を聞く。
・天草の乱は年貢の重さに対する異議申し立てという性格のもので
あった。
・町づくりは住む人の心が大切。
・天草の乱で、人の心が荒れている。→重成は心の復興を兄(正三)
に頼んだ。
・宗教を超えた「やさしさ」、「人のことを思う気持ち」を説いた。
・天草復興には年貢が重すぎることが壁となった。
→重成の命懸け(切腹)の嘆願により石高半減が実現し、復興の
バネになった。
・士農工商の時代に、「商人の行為はホトケの代行者である」と言
い切った。
・戦国時代は身分を超越でき(下克上)、個性が重んじられていた。
・武士がコントロールする管理社会を容認できない。→出家
・形式ではなく、宗派を超え、人が救えれば良い。
・足助の塩俵は信用されていた。(足助の検品にかける精神が信頼
を得ていた。)
・「足助の心、足助精神を天草に」という気持ちがあったのではな
いか。
・心を持ってつくりあげるシャングリラ(理想郷)
私は、「いま鈴木正三にまなぶこと」は、「地域づくり、まちづくりの精神」と受け取ってきました。
童門さんのプロフィールは下記ページにあります。
○童門冬二の歴史ロマン旅
「天草で神になった男」~天領初代代官・鈴木重成~
http://www.rkk.co.jp/start/shigenari/count/index.html
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