ヤギのリリの頃(実践の経緯)
不定期連載「ヤギのリリの頃」です。「ヤギのリリのおくりもの」という絵本のモデルになった、足助町立佐切小学校の「教育実践の記録」を紹介しています。
○ヤギのリリの頃
http://homepage2.nifty.com/takaki_n/lili/lilim001.htm
今回は、実践の経緯について記載されているページの要約文を掲載させていただきます。
-----実践の経緯の要約-----
「動物を育てる活動は、まったくの手探りで始めたわけで、予想を
はるかに上回る大変な仕事であったが、動物と触れ合うときの子ど
もたちの明るい表情に力づけられた。
また、動物の生きざま、生と死・誕生などドラマが子どもたちの思
いがけない「よい動き」を引き出すことが多く、計画以上にダイナ
ミックな展開になったことに勇気づけられ、継続してきた。
5年を経過した今、この1、2年の印象を以下に記してみる。
(1)子どもたちに力がついてきたと思われる。
・体育や表現教科についても、外部評価に耐える力をつけてきた。
・欠席率が年々低下している。
・各種イベントの企画・運営に工夫がみられるようになってきた。
・飼育活動の能率を上げる工夫がみられるようになった。
・学級としてのまとまりが出てきた。
(2)身近な素材の教材化とパワーのある総合単元を生み出し、子ど
もが食いつく学習が展開され始めた。
・1年:ぼくたち、うさぎ、あひる博士だ!
・2年:ラッキーとプチを日本一の豚にするぞ
・3年:佐切リリ(やぎ)会社の経営(リリのお乳を大切に)
・3,4年:モコ(ひつじ)の毛でマフラーを作ろう
・5,6年:メアリー(ろば)車製作株式会社
(3)子どもたちの夢が、1つ1つ現実のものとなり始めている。
・「小学生には無理」と専門家にいわれた、あひるのふ化に成功
・やぎのリリの出産とその子ユキの品評会入賞
・豚のブラムの共進会入賞(銀賞・特別賞)
・ひつじのモコの飼育、毛刈り→毛糸作り→マフラー作り
・ろばのメアリーの飼育、調教、ろば車作り
(4)思いがけないマスコミ取材で、子どもたちに自信のようなものが。
・NHK, 東海,中京, CBCのテレビ番組で計11回放映
・新聞、町広報、教育雑誌に計20回以上掲載
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