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2007.02.27

地域会議の意見シート

足助地域会議委員は、「豊田市観光交流基本計画」と「第7次市総合計画」について意見があれば今月中に意見シートを提出することになっていたので、昨夜メールで送りました。

▼パブリックコメント
「(仮)豊田市観光交流基本計画」策定意見募集(豊田市)
http://www.city.toyota.aichi.jp/pc/41/main.htm

▼第7次市総合計画(豊田市)
http://www.city.toyota.aichi.jp/sougoukeikaku07/main.htm

私なりに気になった点を下記のように記載して送りました。

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豊田市観光基本計画に関する意見記入シート

1.足助の古い町並みの景観保全について

足助の古い町並みは、歴史的な町並の景観とともに、そこに暮らす人々の生活観が絶妙なバランスで存在するところに、他にはない良さがあるのではないかと感じます。

単純な発想で整備して整理・整頓し過ぎてしまい、「どこにでもありそうな美しい古い町並み風景」に改悪してしまうようなことのないよう、本当に今の足助の町並みの良さを理解している人(但し、地元の人なら誰でもわかっているとは限らないと思います。)を中心とした保全活動を推進してください。

また、町並み全体の景観という視点も重要ですが、それ以上に、個別の構成要素についてのエピソードや背景にあるストーリーを大切にしていただきたいと考えます。美しさを追求するあまりに、細部に宿る逸話を殺すことのないようにしてください。

ターゲットは足助を楽しんでくださるお客さんであって、評論家、建築家、研究者ではありませんので。

ある意味、偶発的に混沌とした良さを醸し出しているとも言える、現在の足助の町並みに対して、急速な変革を進めてより良い方向に導くということは、至難の業の可能性があると感じます。くれぐれも、「豊田市のやり方で失敗した」という声が上がることがないよう、慎重にお願いします。

2.まちなかイベントの充実について

「中馬のおひなさん」にしても「たんころりん」にしても、足助の風物詩として定着しつつある行事は、最初から「○万人の来訪者をめざして企画します。」というような企画書を作ってはじめたものではないと思います。

地域ぐるみの行事というものは、これらの例のように、中心となる少数の人たち(まず、やる気のある人が出てくることが重要)による小さな活動からはじまり、手ごたえを探りながら育てていくことで、何年もかけて、少しずつすばらしいものになり、話題性の大きなものになっていくのではないでしょうか。

また、その過程で携わる人たちのレベルも上がっていくのだと思います。場合によっては、続かなかったり、的外れなものもあったりするかと思いますが、そういうものが数多くあるからこそ、キラリと大きく光るものが出てくるのでしょう。

以上を踏まえ、少人数でも思いついたことを気軽に実行し、継続しながら育てて行くという活動が進めやすい支援策をお願いします。

以上

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豊田市第7次総合計画に関する意見記入シート

1.集落という視点

めざすべき姿の中に「市民の視点 生涯を安心して生き生きと暮らせる市民」、「地域の視点 共働による個性豊かな地域」がありますが、特に森林環境共生ゾーンにおいては、「集落の視点」が不足しているのではないかと感じます。

過疎化をゾーンでとらえたり、集落という特定の地区としてなく、都市全体に対する地域という視点のみでとらえていると、集落機能の衰退や消失に対する感度が低下し、その問題の影響が大きくなるまで見落としてしまうというような状況にならなかと心配です。

自然環境保全、都市との交流機会拡大、過疎・山村地域における定住をめざそうとしても、その基盤となるべき集落機能が衰退・消失してしまっては、推進のしようもなくなってしまうのではないでしょうか。

一旦集落が消失してしまうと、それを復活させるのは簡単なことではないと考えます。

少なくとも、まず現存する集落が永続し、それぞれの集落が地域力を高めるという視点が必要ではないでしょうか。

そして、それぞれの集落が中心となって、自然環境保全、都市との交流、定住促進を推進するというイメージを描かないと、一歩間違えば農山村が集約型に流れてしまうというようなことが起きるかもしれません。

以上


ちょっと、批判的な印象になるのでしょうか?

豊田市観光基本計画のほうは、以前、意見記入シートに書いた内容が結構含まれているような気がしますし、全体としてよく考えられていると感じました。

▼豊田市観光基本計画に関する意見記入シート
http://asuke.air-nifty.com/blog/2006/04/post_5d37.html

仕方のないことでしょうけど、大企業で作らされる、非の打ち所のないような企画書になりつつあるところが不満だったりもします。

突っ込みどころや、巨大な出る杭があったりすると、数多くの関門を通過できないでしょうから、そんな不満は単なるわがままなのでしょうけどね。

多くの意見を取り入れて反対者を最小にすることをめざすと、当然そこからは個性的で非凡なものはできにくいということになるんですよね。

観光カリスマ百選に選定された、足助観光協会会長の小澤さんの紹介ページには、三州足助屋敷建設時の逸話が下記のように紹介されています。

▼観光カリスマ百選 小澤庄一(国土交通省HP)
http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/kanko/mr_ozawa.html
↑■三州足助屋敷の建設 ...
 しかしながら、スムーズに建設できたわけではない。
 建設費や維持費の予算をめぐり町議会とのやりとりもあった。
 小澤氏は「3年以内には独立採算にのせて町の予算は
 ビタ一文使わない。それができなかったら、
 俺が足助屋敷を燃やしてしまう。」と悲壮な覚悟で宣言し、
 議会を押し切り建設した。

これからも足助の観光の世界は、このような逸話が次々と湧き出してくるようなものであって欲しいと思います。

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